「ただ、いるだけでいい場所」とは?フーワリーが大切にしていること

窓辺のやわらかな光の中、黒いリラックスチェアと、植物とマグカップの置かれたサイドテーブル

「学校に行きにくい」と感じている子どもにとって、そしてそのお子さんを見守る保護者の方にとって、「どこにも居場所がない」と思う時間は、とても長く、苦しいものかもしれません。

ステイプレイス フーワリーは、そんな日々のなかで「ただ、いるだけでいい」と思える場所をつくりたい、という思いから生まれた地域の居場所です。この記事では、フーワリーがどんな場所で、何を大切にしているのかをお伝えします。

「ただ、いるだけでいい」とは、どういうことか

不登校の居場所と聞くと、「何か活動をしなければいけないのでは」「ちゃんと通えるようにならないといけないのでは」と身構えてしまう方も少なくありません。

フーワリーのコンセプトは、「君の居場所。ただ、いるだけでいい場所。」です。何かができるようになることや、毎日通うことを求める場所ではありません。評価されたり、指導されたり、励まされすぎたりすることなく、そのままの自分でいられること。それがこの居場所の土台になっています。

私たちは、学校に戻すことを目的にしていません。「学校か、居場所か」という二択ではなく、子どもにとって安心できる場所のひとつとして、フーワリーがあればと考えています。

過ごし方は、本人が選びます

フーワリーでは、その日の過ごし方を本人が選びます。たとえば、次のような過ごし方があります。

  • 本を読む
  • 自習をする
  • パソコンを触る
  • 誰かとおしゃべりをする
  • 昼寝をする
  • 何もしない

「何もしない」も、大切な選択肢のひとつです。疲れている日はゆっくり休む。気持ちが向く日は好きなことに向き合う。その日の自分で選んでいいという安心感を、大切にしています。

「好き」から始まる学びと、保護者の方への伴走

夢中になれることがあるとき、人は自然と「知りたい」「やってみたい」という気持ちが動き出すことがあります。パソコンなど、世間では心配されがちなものも、頭ごなしに否定せず、その子の「好き」から学びにつなげていく道を一緒に探します。

また、子どものことで悩む保護者の方こそ、孤立しやすいものです。フーワリーでは、保護者の方だけのご相談や、これからのことを一緒に考える伴走も行っています。

在籍校との連携として、出席扱いのご相談や書類準備のお手伝いもしています。ただし、出席扱いは自動的に認められるものではなく、最終的な判断は在籍校となります。

主催者自身の経験から

フーワリーの主催者は、自分自身と、その子どもの不登校を経験しています。また、元PTA会長であり、現在は青少年育成協議会の支部長も務めています。

当事者としての気持ちと、学校や地域の側の事情、その両方を知っているからこそ、子ども、保護者、学校、地域をゆるやかにつなぐ場所でありたいと考えています。新しい事業所を開設し、地域の拠点となることを目指しています。

こんな方に知ってほしい場所です

フーワリーは、主に小学生から高校生までの、学校に行きにくさを感じているお子さんが過ごす場所です。同時に、お子さんのことで悩む保護者の方や、子どもを支えたいと考える学校関係者・地域の大人の方にも知っていただきたい場所です。

  • 学校に行きにくい日が続いていて、家以外に安心できる場所を探している
  • 毎日通うことを求められる場所は、少ししんどいと感じている
  • 子どもの様子を見守りながら、保護者としてどう関わればよいか迷っている
  • 学校と地域が連携して、子どもを支える方法を知りたい

どれかひとつでも当てはまるなら、一度フーワリーの考え方を知ってもらえたらうれしいです。見学やご相談は、メール(info@locusin.org)でお気軽にお問い合わせください。

まとめ:まずは「知る」ところから

学校に行けない日があっても、何もできない日があっても、そのままのあなたでここにいていい。フーワリーは、そう伝え続けたいと思っています。

すぐに何かを決める必要はありません。ほかの記事やSNSも、よければ気軽にのぞいてみてください。